Bloom Delight Clinicの脂肪豊胸が選ばれる理由
Bloom Delight Clinicの脂肪豊胸が選ばれる理由
アキーセルやSAFE liposuctionについては“Bloom Delight Clinicの脂肪吸引が選ばれる理由”をご参照ください。アキーセルは脂肪注入の際に最大のもちあじを発揮します。アキーセルのメーカーのページも脂肪吸引というよりも脂肪注入にフォーカスされて3つの利点があげられています。
1つは正しい麻酔方法と適切な脂肪吸引を行うカニューレ(吸引用の管)の選択、正しい吸引の設定による活性のある脂肪が採取できるということです。脂肪の活性は様々な要素に影響されます。カニューレの太さや吸引の圧、温度、経過時間などです。なるべく愛護的に脂肪を扱うことが必要です。アキーセルには複数のカニューレがありますので、用途によって使い分ける必要がありますが、脂肪注入用の脂肪を採取するのに特化したカニューレがSuper Gというシリーズです。
2つめの特徴として採取した脂肪をそのまま使用することができるということです。Super Gシリーズのカニューレは採取する穴の大きさ、太さなどが用途別に分かれており、用途に応じた脂肪を吸引の時から目的のサイズで採取することが可能です。これにより追加の処置が不要となります。
3つめ特徴としてFDAにRegisteredされている機器ということがあげられています。FDAとはアメリカ食品医薬品局のことで日本の厚生労働省にあたる機関です。
アキーセルはAuto stop reachという安全装置がついたPower assisted lipectomy(脂肪吸引を振動することでアシストする)です。熱を伴いませんので、採取した脂肪に熱の損傷がありません。採取した脂肪はすでにサイズが小さいため、小さなカニューレを用いて注入することが可能です。
日本形成外科学会のホームページを参照すると以下のように記載があります。“形成外科は身体に生じた組織の異常、変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、さまざまな手法や特殊な技術を駆使して治療する外科系の専門領域です。機能のみならず、形態的にもより正常に、より美しくすることで、みなさまの生活の質”Quality of Life”の向上に貢献します。“すなわち美容医療も形成外科で扱う一分野となります。
脂肪注入が形成外科領域において初めて行われたのは1893年のNeuberと言われています。その後もたくさんの報告がされるようになりましたが、定着率の悪さやオイルシスト、繊維化など、当時の知識、技術にはたくさんの問題がありました。1980年代から脂肪吸引の技術も発展し、脂肪注入も再び脚光を浴びるようになりましたが、現在の脂肪吸引を築いたのは1990年代にはいってから、有名なColemanです。低い陰圧で脂肪を採取し、一定の条件で遠心分離を行い、細いカニューレで少量ずつ脂肪を注入するという脂肪注入方法が報告、書籍化されました。また脂肪注入の技術だけではなく、基礎の研究もすすみ、幹細胞や間質血管描分SVF、ASCsなどの理解とともに、脂肪の定着に関する論文がたくさん報告されるようになりました。
豊胸のための脂肪注入において僕が最も参考にしている論文はアメリカのDr. Roger K. Khouriの論文です。脂肪を少量ずつ多層、多方向に注入することで最大限の脂肪組織の定着が得られるが、一定量を超えると圧が高くなり、急激に定着率が低下するというものです。特に大事なポイントは2つあります。
少量ずつ多層、多方向に注入するためにもっとも大切な道具は注入するシリンジのサイズです。カニューレのサイズではありません。乳房への注入に僕が使用するシリンジは2.5ccのシリンジです。10ccや20ccのシリンジよりも正確な操作が可能です。1ccの脂肪を注入するためにどれくらいカニューレを動かさないといけないか。理論上のきまりがあります。
2.5ccのシリンジで1cc注入するために押す距離は10ccのシリンジでは2.5cc分の距離に相当します。シリンジのサイズが大きくなればなるほど壊死する脂肪の量が増えることになり、オイルシストのリスクが増えることになります。
時間がかかっても小さなシリンジを用いて数100回の手術操作を行います。
注入するための傷も複数必要です。ただし傷が目立ってしまわないようにしなければなりません。針穴ならまず傷跡の心配がいりません。僕は脂肪注入を行う際に片側につき、8箇所程度から注入を行いますが、針穴ですのでほとんどわからなくなります。太いカニューレを挿入するための大きな切開は目立ちますので、注意が必要です。
上記2つのポイントをクリアするために必要な脂肪吸引機器がアキーセルです。脂肪採取に特化しているアキーセルであれば熱による損傷のない、高い陰圧による損傷のない、針穴程度の細いカニューレを通るサイズの脂肪を採取することが可能です。
脂肪吸引術後のケアは大切です。多くのクリニックでは術後のケアに力をいれていませんが、当院は文献に基づいて術後のケアを大切にしています。術後のケアはダウンタイムを短くし、拘縮を予防、改善、最終的な手術の結果をよくすることが期待できます。海外では実に様々な術後のケアがとりいれられています。アキーセルを用いたSAFE Liposuctionは熱による影響がありませんので、熱に伴う瘢痕拘縮の心配は無用ですが、術後のケアもしっかりと行なっていきます。
またエコー検査もあります。脂肪注入はブラインドの手術です。術後も触診だけでどんな状態なのか把握することは困難です。エコー検査をすることで、患者さんも安心しますし、術者にとっても自分の手技を見直し、よりよい手技、よりよい結果を患者さんに提供できるようになります。エコー検査にかかる費用はありません。
修正の手術は難易度が高くなります。まずは修正にならないように手術をすることが大切ですが、残念ながら修正が必要となる場合があります。脂肪吸引の修正において最も多いのは皮膚の凸凹です。原因は2つ、用量反応曲線の関係にある浅層の脂肪を取り過ぎた場合やむらによる皮膚と筋膜との癒着。もう1つが熱による熱傷瘢痕です。
脂肪吸引の修正にはほとんどの場合脂肪注入が必要になります。癒着部位の剥離(Rigottomy)と脂肪注入を組み合わせます。癒着を剥離しただけでは再癒着をするだけですので、脂肪が必要です。SAFE Liposuctionは全ての部位に一層の脂肪を残すことで癒着を防ぐことができるテクニックです。応用することで修正の手術も可能です。
修正の手術は難易度が高く、手術時間も長くかかりますので他院修正の手術は他院修正料金が追加で必要になりますが、当院の方針として料金の加算をいただきません。美容医療は幸せになるための医療ですので、美容医療を受けられて残念ながら修正手術が必要になってしまった方のお力になれたらと思ってのことです。全国から患者さんが来院しやすいクリニックでありたいと思い東京の新宿にクリニックを開業しました。実際に北海道から沖縄の方までご来院されております。