• 顔のたるみが気になる人
• なんとなくつかれてみえるようになった人
• 若返りをしたい人
• シワが気になる人
• アンチエイジングをしたい人
• 加齢の変化をゆっくりにしたい人

フェイスリフト（切開リフト）

フェイスリフトは耳の周囲から側頭部、耳介後方へ切開を行い、広い範囲で剥離を行い、SMASと呼ばれる組織を引き上げるとともに、余剰の皮膚を切除する方法です。たるみによるほうれい線やマリオネットラインを改善することができます。脂肪吸引や脂肪注入など加齢の変化にたいする治療と組み合わせによってよりよい効果をだすことが期待できます。

術後はドレーンを挿入し、テープやバンドによる固定が必要です。1週間程度のお休みが必要となります。

腫れや内出血が目立つ期間としては2週間程度見ておく必要があります。剥離範囲が広いため、つっぱり感や皮膚の違和感、痛みなどが数ヶ月残存することがあります。シャワーはドレーン抜去後に可能になります。食事も摂取しやすいように、やわらかいものを準備しておきましょう。

糸リフト

糸リフトは針穴から特殊な糸を皮下に挿入し、たるみを改善、予防します。
糸リフトで期待できることはわずかな脂肪の移動、脂肪の萎縮、吸収される過程で起こるコラーゲン組織の増生です。切開リフトと異なり皮膚を切除しないため、たるみを過剰に改善しようと挿入すると凸凹がめだったり、隠しやすい部位を膨らませたりしなければなりません。腫れは数日、内出血もめだたないことが多い手術ですが、まれに腫れ、内出血が目立つことがあります。また一過性に顔面神経の麻痺を生じることがあります。

脂肪注入・ナノファット注入

脂肪注入（ナノファット注入）は、自身の脂肪を特定の部位に再注入する施術です。この手術は、特定の領域にボリュームを追加するだけでなく、しわやたるみを改善する効果が期待できます。注入するための脂肪を採取する必要がありますが、自身の組織を使用するため、アレルギー反応のリスクがないことも安心です。

注入した脂肪は移植した脂肪がそのまま血管新生により定着する場合と脂肪幹細胞から脂肪細胞に分化する場合があります。nanofat注入は皮膚直下の浅い層に注入しますので、内出血がでやすい治療方法ですが、シワを改善したり、色調を改善したりすることが期待できます。腫れ、内出血は1週間程度ですが、nanofatを使用した場合は倍程度かかります。また脂肪吸引した部位は数日圧迫が必要になります。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、皮膚のシワ、たるみ、ボリューム不足などを改善するために行われる施術です。様々な密度や特殊な架橋がされているものなどがあります。
目的に応じて注入するヒアルロン酸製剤を選び、深さや使用するカニューレを選択して注入を行います。腫れは数日、内出血は1週間程度です。架橋が多いものや密度が高いものは残存しやすい傾向にあります。また数年経過した後、炎症反応が起こることがあります。一般的には遅発性アレルギーとされていますが、はっきりとした病態は不明です。特殊な合併症として血管につまるという怖い合併症があります。血管閉塞した場合は皮膚の壊死や失明、脳梗塞などが生じることがあります。報告の多い部位もありますが、どの部位でも起こり得ます。

ボトックス注射

ボトックスはボツリヌス菌がつくるA型ボツリヌストキシンというタンパク質を有効成分とする薬です。ボトックス以外の製剤もボトックスと一般的には呼ばれています。

ボトックスを注入すると2、3日で効果があらわれ、2週間が最も強く効果がでています。その後3ヶ月から6ヶ月にかけて効果が減弱していきます。額、眉間、目尻の皺などが代表的ですが、それ以外の表情筋に使用したり、えらの筋肉やふくらはぎの筋肉を小さくさせたり、脇汗をとめたり、肩こりに使用したりと様々な部位に使用されています。

額に注入した場合、眉毛がさがることで二重のラインがかわったり、眉毛の左右差が生じたりすることがあります。すでに深いシワになっている場合は脂肪注入やヒアルロン酸注入との組み合わせがより効果的である場合があります。内出血は1週間程度、腫れは数時間です。

薬剤に対するアレルギー、1、2週間程度の腫れ、内出血、完成までは6ヶ月程度かかります。感染、血腫、神経障害、左右差、つっぱり感や痛み、凸凹、肥厚性瘢痕が残存することがあります。効果が過剰、不足、思っていた通りではないことなどがリスクとしてあります。