ナノファットとは何か。脂肪注入を行う際にナノファットやナノなんとかという名前の注入をおすすめされることがあります。
注入する脂肪をマクロファット、マイクロファットなど表現することがありますが、そもそも注入するサイズではなく、採取する道具による分類です。

ナノファットはPatrick Tonnard先生が生みの親です。
脂肪を通常の遠心分離にかけた後、注射器を２つ連結させて複数回往復した後に、フィルターを通します。

元々の論文を見ると皺の改善やいわゆる赤グマ、青グマと呼ばれるくまの改善にマイクロファットと組み合わせることで、著名な改善が得られています。
ボリュームの改善ではなく、肌質改善が目的の注入方法です。

Nanofat Grafting: Basic Reserch and Clinical Applicationsというタイトルの論文ですので、興味のある方は検索してみてください。