とっても奥深い二重埋没法
- 2024年3月29日
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国内でヒアルロン酸やボトックスなどを除いて最もたくさん行われている手術が二重の埋没法です。
たくさんの手術方法がありますが、クリニックのオリジナルの名前がついていることも多く、より分かりにくくなっています。
二重埋没法で目指すことは共通しています。目を開けるときに皮膚が引っ張られるようにすることです。
分類してみると以下になります。
皮膚側の固定として結び目を固定として考える点留め、真皮や眼輪筋を固定として考える線留め。
引っ張る側の固定として瞼板に固定する瞼板法、眼瞼挙筋腱膜に固定する挙筋法。
糸が表にくる表留め。結膜側にくる裏留め。
これらの分類にさらに糸を表裏に何度か通したり、お互いの糸を絡めたりといった枝の分類がありますが、上記のどれかに含まれます。
美容医療は安全でなくてはいけません。安全で将来において不安がない方法で、ダウンタイムが短く、とれにくい方法を目指すのが、埋没法です。
点留めは固定力が弱くとれやすい方法です。瞼板法は糸の露出に伴うリスクがあります。裏留めも糸玉が万が一出た時に大変なリスクがあります。
線留め、挙筋法、表留めが最も優れた埋没法ではないかと思います。
それぞれの先生方で考え方も違いますし、同じ手術名、術式でもそれぞれ違います。一部の特殊なクリニックを除いて美容外科医としてほぼ全ての医師が
早期に行う手術の代表ですが、手術手技だけではなく、術前評価、デザインからとっても奥が深い手術です。