顔の脂肪吸引
顔の脂肪吸引
脂肪吸引というとボリュームを減少させる手術というイメージがあるかと思います。実はボリュームの減少だけではなく、より浅い脂肪を吸引することで皮膚の引き締めを起こすことができます。このボリュームの減少と皮膚の引き締めにより、フェイスラインをシュッとさせたり、二重顎を改善させたりすることが可能です。
吸引する部位に応じて耳の下や顎下、鼻の中や口角などの目立ちにくい場所に4mm程度の特殊な吸引管を挿入する刺入孔を作成します。麻酔液を注入した後、丁寧に吸引していきます。吸引後は麻酔液をだし、縫合します。静脈麻酔を使用することで痛みを感じることなく、自然に理想のフェイスラインを手に入れることができる手術ですが、吸引のむらや過剰な吸引、熱による熱傷などによって凸凹してしまう合併症のリスクがあります。アキーセルを用いたSAFE liposuctionは熱が発生しないため、やけどのリスクがなく、特殊なカニューレとテクニックで吸引のむらのない脂肪吸引が可能です。アキーセルはオプションではなく、全ての脂肪吸引でアキーセルを使用します。大切なお身体を預からせていただきますので、僕が思う最も安全で効果的な方法でしか手術は行いません。他院修正のご相談も積極的に行っております。全ての手術に保証制度がありますので、どうぞお気軽にご相談ください。
耳の下より脂肪吸引を行います。フェイスラインの上側のたるみを改善することが可能です。吸引可能な範囲が限られているため、顎下まで含めた脂肪吸引をすることがより大きな効果を得ることができます。術後はフェイスバンドによる圧迫が必要です。数日間の腫れ、1週間程度の内出血、一時的な口の動かしにくさが生じることがあります。傷跡は体質にもよりますが、ほとんどわからなくなっていきます。
耳の下、顎の下より脂肪吸引を行います。二重顎を改善することが可能です。広い範囲で吸引を行う方がより大きな効果を得ることができますので、ほほの脂肪吸引と組み合わせることをお勧めします。術後はフェイスバンドによる圧迫が必要です。数日間の腫れ、1週間程度の内出血、一時的な口の動かしにくさが生じることがあります。
メーラーファットとはほうれい線の上にある脂肪です。メーラーファットの脂肪が多いと笑った時の頬の膨らみが気になったり、ほうれい線が深く見えたりします。鼻の中からの吸引になりますので、傷跡が目立ってしまう心配がいりません。他の部位に比べ目周り、鼻根部などに腫れ、内出血がでやすい部位です。ダウンタイムがとれるタイミングでの手術がおすすめです。
ジョールファットとは口角の横にある脂肪のことを言います。この部分の脂肪が多いと口元のたるみになり、マリオネットラインが目立ったり、輪郭の不整、いわゆるブルドッグ顔と呼ばれる状態になりやすくなります。口角にカニューレの刺入孔を作ります。1週間程度の腫れと、内出血が生じます。一時的な口の動かしにくさが出やすい部位です。単独では効果が出にくい部位ですので、ほほ、顎下の脂肪吸引との併用でより大きな効果を出すことが可能です。
脂肪吸引する他の部分と異なり、バッカルファットは深い部分の脂肪になります。バッカルファットを切除することで頬のボリュームを改善させることができます。手術は口の中から1cm程度の切開を行いバッカルファットを切除します。吸収される糸で縫合しますので、抜糸は不要です。腫れは1週間程度、内出血は少ないことが多いです。
薬剤に対するアレルギー、1、2週間程度の腫れ、内出血、完成までは6ヶ月程度かかります。感染、血腫、神経障害、左右差、つっぱり感や痛み、凸凹、肥厚性瘢痕が残存することがあります。効果が過剰、不足、思っていた通りではないことなどがリスクとしてあります。
体の脂肪吸引と比べると腫れ、内出血ともに少ないことが多いです。メーラーファットの脂肪吸引の場合は目まわりに腫れ、内出血が出るため、他の部分に比べてマスクなどで隠しにくい部分になります。バッカルファットを切除した場合は口の中に傷ができますので、1週間程度は柔らかい食事をお勧めしています。
可能です。脂肪吸引は皮膚、脂肪にアプローチし、ボトックスでは筋肉にアプローチすることができます。脂肪吸引とボトックスを組み合わせることによってより小顔を目指すことが可能です。
効果を最大限に合併症のリスクを最小限にダウンタイムを最小限にするために圧迫が必要です。脂肪吸引は日本国内だけではなく、世界中で行われていますが、術後に圧迫が行われます。体の脂肪吸引と比べ浅い脂肪吸引となりますので、圧迫の期間、継続時間は体にくらべて短くて大丈夫です。
バッカルファットの切除はこけた印象になることがあります。加齢の変化を加速することにつながる場合がありますので、手術の適応は慎重に行う必要があります。また手術も解剖学に則って、必要な部分のみを切除することが重要と報告されています。
小顔にしたい=バッカルファットの切除の適応ではありません。